どろん

どろん

冬眠から目覚めたとか、目覚めないとか、、

じーさんは蒸す

 

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こんばんは、「元気ですよね!?」

 

むかしむかし、あるところに

じーさんとお婆さんが住んでいました

 

お婆さんはシューマイを買いに崎陽軒

じーさんは、それを蒸しました

 

 

 

はじめての共同作業です

稀に見る連携プレーです

 

 

 

「夜、シ・ウ・マ・イよ〜」とお婆さん

 

 

シ・ウ・マ・イとは?

しかも、夜とは、、

 

 

じーさんはわかりません

 

 

崎陽軒のHPを見んさい」とお婆さん

 

 

 

シウマイはシューマイかい

 

 

 

今日の夜ごはんをシウマイにすることは

きのうから決めていたお婆さん

 

 

「すでに、脳内決定されています」

 

 

いそいそと崎陽軒に買いに行きました

あっというまに帰ってきたお婆さん

 

 

崎陽軒なんてどこにあるのじゃろ?

おじーさんにはわかりません

けれど、お婆さんは

 

 

昔ながらのシウマイと

期間限定の桜エビのシウマイ

 

 

片手にとっとと、帰ってきました

 

 

窓の外が暗くなってきました

夜ごはんの支度です

 

じーさんはシウマイを前に

ブツブツ言っています

 

「チンか?」

 

 

「お皿の上であっという間に冷めてしま、、」

 

 

「蒸すか?」

 

 

「オレ、蒸すのか?」

 

 

「どうせやるなら、面倒くさく、や・ろ・う・ぜ!」

 

 

最後のほうは、じーさん

映像研の主題歌を歌っています

 

 

どうやら

セイロで蒸す!と決めたっぽいのです

 

 

カセットコンロをテーブルに出して

食べている最中も、蒸し続ける

 

 

「ずっと、熱ち熱ちじゃ!」

 

 

冷めたものが嫌いな、じーちゃん、得意げです

 

 

「猫舌ごめん!ホット!ホット!de あっちっち!」

 

 

じーさんは訳のわからないこと言っています

ノリノリです

 

 

「略して、、、」

 

 

 

「略すの?」お婆さんはつぶやきました

 

 

 

「、、、さっ、セイロ、セイロ」

 

 

 

じーさん

いい感じのが思いつかなかったらしい

 

 

背伸びをして、じーさん

棚からセイロを出しました

横浜で買った

 

 

照宝

 

 

の蒸篭、セイロです

 

鍋に水をはって

蒸篭をセットして

火にかけました

 

湯気が出てくるころには

 

蒸篭の香り

 

竹のいい香りがしてきます

 

 

これなら、出来合いのシウマイも

 

 

うまうまです。うんまいです。あちあちです。

 

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「熱っ!」だの

 

「竹の子、ショリショリ」だの

 

「ふつーに、うまい」だの

 

 

賑やかな、ごはんでした

 

ありがとうございました

 

 

 

 

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